普通部を受験する場合、算数の出来具合が勝負の分かれ目となります。もちろん理科・社会もしっかり勉強をしなければなりませんが、差がつくのはやはり算数となります。
さて、その算数ですが、まずは図形問題(特に平面図形)をしっかりと勉強しなくてはなりません。この単元では近年そこまでの難問はあまり出題されていません。塾で習ってきた問題や模試で間違えたところの再復習、それが終わったら類似問題集をやりましょう。またいろんな学校の図形問題の過去問をやってみるのも良いでしょう。また速さに関する問題もレベルに差があるものの、この分野を得意にしておけば他の受験生にかなり差がつけられるのではないでしょうか?
また、普通部の算数は考え方や途中式を重視しています。日頃から途中点をもらえるよう意識しながら解答を作成して下さい。
そして普通部の算数において一番受験生が苦労するのが、毎年出題されている「場合の数」に関する問題です。この範囲が苦手になっている受験生は、もう一度基礎問題から応用問題までしっかりと勉強し直す必要があります。さらに特徴として、計算で解く問題よりも調べ上げて解く問題の方が多く出題されていますので、そういった類題を徹底的にこなしていくのもひとつの解決方法だと思います。一つ一つの積み重ねが大事です。残り期間あせらず頑張ってください。
また、国語は文章をきちっと読む能力が問われる問題が、多く出題されています。特に随筆文がよく出題されていますが、この分野は苦手とする生徒が多いので早いうちから、いろんな随筆文に慣れる練習をしておくといいでしょう。記述は、塾や自宅でやった問題集などを使い感想や要約をまとめるといった作業を繰り返し行っていくのが一番いい方法です。
次に理科ですが普通部の理科は単純な知識問題だけが出題されているわけではありません。したがってテキストや問題集だけでの対策では万全とはいえません。山や川などいろんな場所へ実際に出向きそこで見つけたものに触れ、そして覚えていくといった作業がとても重要になります。目で見て分からないものに関しては辞典などで調べるといったこともとても大切です。いずれにしてもこのレベルの問題になってくると短期間で仕上げるというのは難しいものです。なるべく早い段階から対策を行うよう心がけてください。
社会に関しては、出題の多くは塾や問題集でやったことをしっかり学んでいけば対応できるはずです。また、あるテーマを考えて関連事項をまとめて問うものが多いというのも特色のひとつです。これらは個々の関心の度合いによって差がつきます。現代社会に関する問題は単純な時事問題ではなく、新聞やテレビで特集されたものが多く出題されるので日頃からニュースや新聞などよく見る習慣をつけるようにしてください。そして家族でニュースになったことを会話していくということを行っていけば、徐々に知識が身についていくでしょう。
普通部を第1志望にしている方は、記述をしっかりできるように日頃から取り組むことが必要になります。また同じ慶應でも、中等部や湘南藤沢とは問題の傾向が大きく異なります。それぞれの傾向をしっかりとらえ、的を得た勉強をしていきましょう。
(平成15年慶應普通部算数問題)
太郎君と次郎君がA地を同時に出発し、歩いてB地に向かいます。太郎君と次郎君の歩く速さはそれぞれ一定で、その比は7:5です。太郎君がB地に着いてから18分後に次郎君がB地に着きました。
<解答>
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